2004年04月09日

【警報】厚労省が風疹警戒呼び掛け 妊婦感染で子に障害の恐れ


 母親の風疹(ふうしん)感染によって、生まれてくる子どもに重い障害が出る先天性風疹症候群(CRS)の発生する懸念が高まっているとして、厚生労働省は9日、妊娠する可能性があり風疹に免疫のない女性に予防接種するよう勧める通知文を都道府県や日本医師会に発送し、異例の注意喚起をした。
 11年ぶりに風疹が大流行する兆しが出てきたことに加え、予防接種の対象年齢を引き下げた1994年の制度改正で接種対象から漏れ、免疫のない「谷間世代」の女性が子どもを生む年齢を迎えたためで、同省は「妊娠している人は予防接種できないので、人込みを避け感染を防いでほしい」と呼び掛けている。
 風疹は例年春から夏にかけて流行。同省が全国の小児科を対象に実施した調査では、今年3月22日から28日までの間に一病院当たりの風疹患者の報告数が0・06人と、1999年の感染症法施行後、最も高い数字に達した。
 特に宮城、群馬、埼玉、大分、鹿児島の各県や大阪府堺市では流行が拡大傾向にあるという。

Posted by Naoko at 00:00 | EDIT | コメント (0) | 気になるニュース
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