2005年07月20日

<育児休業制度>スウェーデン企業を調査 内閣府

 育児休業を取りやすい環境を企業がどうつくるかを学ぶため、内閣府は20日、育児支援が整っているスウェーデンの企業1000社を調査した結果をまとめた。日本では休業者の仕事を同僚が分担する傾向が強いが、スウェーデンでは臨時契約社員を積極的に雇い、代替要員の確保に努めている。内閣府は「本人や職場の負担を少なくすることができる」と日本が学ぶ点だと指摘している。
 日本の出生率(03年)は1.29だが、スウェーデンは1.71。企業の育児休業取得率も日本の女性73.1%、男性0.4%に対し、スウェーデンは女性84.0%、男性79.2%と高い。
 スウェーデンでは、育児休業がとられた企業の74.4%が臨時に社員を雇い、仕事の穴を埋めている。短期就労の新卒者や転職者、派遣社員など、人材の供給源が多く、引き継ぎも丁寧にされているという。
 日本は、厚生労働省の調査によると、アルバイトなど臨時雇用で補充した企業は約40%にとどまる。社員個々の仕事を短期的に引き継ぐことが難しく、企業もコストを優先するため、補充なしで対応しがちだという。
Posted by Naoko at 20:32 | EDIT | コメント (0) | トラックバック (7)| 気になるニュース
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