2005年04月02日

3胎妊娠の4割で減数手術 体外受精で会告違反も

 3胎以上の多胎妊娠の4割で、人為的に胎児の数を減らす減数手術が行われていることが、苛原稔徳島大教授(女性医学)らの調査で2日までに分かった。
 日本産科婦人科学会の会告は、体外受精で母体に戻す受精卵を3個以内としているが、3胎妊娠の女性は平均3・1個の受精卵を移植され、10個というケースもあった。
 減数手術を行うのは、3胎以上の妊娠を続けると早産になりやすいなど母子の安全確保に問題があるためとされる。
 苛原教授らは、不妊治療を行っている全国の主な病院588施設に、2000年から02年までの3胎以上の妊娠についてアンケート。264施設から回答を得た。多胎妊娠は計570例で、うち自然妊娠は12例だけで、4胎以上の妊娠51例は排卵誘発が65%を占めた。
 減数手術は228例(40%)で実施、4胎以上では37例(73%)と高率だった。

不妊治療の一環として行われる排卵誘発での多胎が思ったよりもあるということと、多胎となった場合の減数手術がこれほど行われているとは思っても見なかったので、正直驚いた。

Posted by Naoko at 17:09 | EDIT | コメント (0) | トラックバック (2)| 気になるニュース
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