【育児】専業ママに「育児疲れ」 初産で6割以上が退職
2001年に初めての子供を産んだ働く女性の60%以上が出産前後に退職し、全体としてワーキングマザーより“専業ママ”の方が「子育ては疲れる」「自由な時間が持てない」と負担を感じていることが17日、同年生まれの赤ちゃんと家族を追跡した厚生労働省の調査で分かった。
同省人口動態・保健統計課は「もっと育児と仕事を両立できる環境整備と、専業主婦が育児から解放される時間を持てるよう、保育園の一時保育などを充実させることが必要」としている。
調査は01年1月に出産した約2万1900人の母親について、出産前後の働き方の変化に注目して分析した。
初産を経験する1年前に働いていた7960人のうち、53%は出産前に退職。その後、子供が1歳半になるまでに仕事を辞めた人も含めると61%に上った。第2子以降も含めた全体では50%が出産前後に離職した。
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