2004年05月15日

【医療】予防接種の母から子が感染 先天性風疹症候群に


 予防接種を受けたことがある母親が風疹(ふうしん)に感染し、生まれた子が先天性風疹症候群(CRS)になった例が、岡山県で4月に1件報告されていたことが、厚生労働省のまとめで15日分かった。
 同様のケースは過去に31件あったとする調査結果は昨年明らかになっているが、CRSの報告制度が始まった1999年以降で確認されたのは初めて。
 厚労省は、母親が中学生のころに受けた接種でできた免疫が低下したとみて「接種歴があっても十分な免疫が獲得されていない場合がある。妊娠の2カ月以上前に接種を受けるか、接種しても免疫があるか確かめる検査が必要」としている。
 妊娠初期に風疹にかかるとウイルスが胎児に感染、出生児に白内障や心臓奇形、難聴、知能低下などの障害が出るCRSの恐れがある。

Posted by Naoko at 00:00 | EDIT | コメント (0) | 気になるニュース
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