2005年01月25日

《京都府》「救急電話相談」開始 年中無休で医師らアドバイス


 府は24日、休日や夜間に子どもの急な病気やけがについて小児科医師らが電話でアドバイスする「小児救急電話相談」(075・661・5596)をスタートさせた。
 対象は府内に住む15歳未満の子どもと家族。相談は午後7時(土曜日は午後3時)から午後11時までで、年中無休で受け付ける。電話は府救急医療情報センターから当番の病院に転送され、小児科医や看護師から応急処置や対処法が聞ける。プッシュ回線の固定電話(笠置町、南山城村の全域と西京区、伏見区の一部を除く)からは全国統一番号(#8000)でもかけられる。
 府によると、核家族化を背景に子どもの急な発熱やけがへの対応に迷い、軽症でも救急病院に駆け込む保護者が増えているという。電話相談は、保護者の育児不安解消と同時に、小児救急病院の負担軽減も目指す。

 ◇小児医の夜間当直システム整備へ
 また来年度から、京都・乙訓医療圏(京都市、長岡京市など)を除く、丹後、中丹、南丹、山城北、山城南の府内5医療圏で、輪番で小児科医が毎日夜間当直にあたるシステムも整備する。
 5医療圏には67医療機関に小児科があるが、うち休日診療は10機関、夜間当直は12機関でしか行っていない。新システムでは、府医師会が中心となって医療圏ごとに医療機関同士で調整し、夜間当直のない日が出ないようにする。当面、舞鶴医療センター(舞鶴市)を中心とする中丹医療圏(舞鶴市、福知山市など)での導入を検討する。医療機関の多い京都・乙訓医療圏は別途調整が進められる予定。府医療室は、「各医療圏の実態にあった形で調整したい」としている。

Posted by Naoko at 00:00 | EDIT | コメント (0) | 気になるニュース
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