2003年11月26日

【医療ミス】カルテ誤記入で男児死亡 出生時の感染予防せず


 兵庫県宝塚市の市立病院で、出産を控えた母親を診察した産婦人科の医師がカルテに診断結果を誤って記入したため、感染予防のための十分な措置が取られず昨年9月、出生直後の男児が死亡していたことが26日までに分かった。
 病院側はミスを認め、宝塚市は男児の両親に謝罪した上で、既に損害賠償金として計5300万円を支払ったという。
 病院側によると、母親は昨年6月の定期健診で、出産時に新生児が感染すると敗血症や肺炎などを引き起こし死亡する恐れもあるGBS細菌(B群溶血性連鎖球菌)に感染していることが判明。
 しかし、30代の男性担当医が誤ってカルテに「異常なし」を意味する「NP」と記入したため、昨年9月5日の出生時までに母子に対し抗生物質の投与など必要な感染予防策が取られず、男児は感染症による呼吸困難に陥り、出生から9日後に死亡した。

Posted by Naoko at 00:00 | EDIT | コメント (0) | 気になるニュース
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