2004年05月25日

【不妊治療】21年凍結の精子で出産 世界最長


 英中部マンチェスターの病院で、21年にわたり低温凍結保存された精子を使った体外受精で妊娠、出産に成功したことが、英国で25日発行された医学誌「ヒューマン・リプロダクション」の症例報告で分かった。
 医師団によると、体外受精の出産に成功した精子凍結保存期間では世界最長の例とみられる。
 報告によると、男性は1979年、17歳の時に睾丸(こうがん)のがんと診断され、治療に先立ち精子を採取し凍結保存。がん治療には成功したが、子どもをもうけようとした際に無精子症と判明した。
 このため凍結保存していた精子を解凍し、体外受精を実施。2002年に3700グラムの男児が誕生した。
 医師団の1人は「長期の凍結保存も有効だと証明された。若くしてがんと診断された患者らに前向きな将来を提示できる」と意義付けている。

Posted by Naoko at 00:00 | EDIT | コメント (0) | 気になるニュース
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