【注意】過去10年で最多の報告 年末の感染性胃腸炎
昨年末の1週間に、全国約3000の小児科から報告されたノロウイルスを中心とする感染性胃腸炎の定点当たり症例数が、過去10年間で最多だったことが国立感染症研究所のまとめで分かり、17日発行の感染症週報に掲載された。
感染性胃腸炎の症例は昨年12月以降、急増。同研究所は「ピークを迎えつつある」として、乳幼児や高齢者らで集団感染が起きないよう、予防策の徹底を呼び掛けた。
同研究所では定点として指定された全国約3000の小児科から毎週、感染性胃腸炎が疑われる症例数の報告を受けて感染の広がりを把握し、週報で公表している。昨年12月20−26日の定点当たり報告数は15・83件で報告数は計約4万8000件。定点当たりでは1994年以降最多になったほか、昨年12月中でも最多だった。
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